＊story＊

こすもはかつて記憶を失う前は別の銀河で天使として地球に似た惑星（地球と同じような生命の営みを持った惑星）で神様に選ばれた人の願を叶える仕事をしていました。
そこで神様に選ばれた人、病気を患った優しい少年と出会います。
しかし、我がままな人間に怒った神様の判断により、その星の人間たちは滅ぼされることとなります。
優しい人間の存在を知るこすもはそれに反対しました。

神様を止めることはできませんが、その力からせめて心優しい人間だけでも守ろうと、こすもは彼らの盾となります。
しかし彼らを守ることはできず、一番守りたかった少年も遺体を残すことはできましたが、守ることはできませんでした。
こすもは少年の遺体から新しい星の種を作り、今度こそ彼を守る、自分が彼の生きる場所を作ることを誓います。
そうして彼女の髪は宇宙になりました。

天使ではなくなり、記憶を失った彼女が宇宙の住人や星々と出会い関わっていく。そんな風景です。

 少年は今も彼女の宇宙の中に。